machi-kura まちづくり相談処 油長内蔵

プロジェクトの軌跡 2016年

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2016 丁寧な手仕事を加え住まいを築く。蔵の補修が終わり、プロジェクトは住まいを築くという最終ステージへ進みました。そこに結集したのは優れた技を持つ職人たち。蔵との調和を図り、和の情感を持つ内装や外装に仕上げていくためには丁寧な手仕事が必要だったのです。職人たちの妥協を許さない仕事が続きました。そして皆と共に4邸の家を建ち上げることができたのです。

未来へと続く架け橋。2013年にスタートしたプロジェクトは2年半という年月を重ねて完成することができました。蔵は最新の技術や職人の優れた技を駆使して現在に蘇り、この街や地域に新たな交流の場を創出しています。

この歴史ある蔵を大切に利用する。モノを収納していく蔵。そこには過去に保管していたものをやがて「取り出す」という未来を有しています。しかしこのプロジェクトで新しく生まれ変わった蔵は、そうではありません。その代わりに地域の方々との核となる場所として人と人との交流を結んでいく役割を担っています。人と人とのふれあいによって豊かな未来が創造されていくことでしょう。歴史ある蔵は未来を育む蔵として大切に利用されていきます。